とうとう、仮免許試験の当日がやってきました。
試験というものは、イヤなものです。
2、3日前から、すでに緊張しています。
早く通り過ぎてほしい…。
いつも通り、迎えの車に乗って学校へ行きましたが、暑くもないのに手から汗が出て、手が冷たくなっています。
(これじゃ、ハンドル操作がスムーズにいかないかも。)
仮免許試験の運転コースが配られました。
得意な4コースでした!
先生がまず、そのコースを運転して見本を見せてくれました。
私は、助手席でその運転をくいいるように見ました。
(先生と同じように運転すれば合格だ。同じように…。)
先生の運転が終わり、いよいよ私のテストの番がやってきました。
なんだか、自分がロボットの動きのようにぎこちなくなっているのを感じました。
緊張しすぎるのも良くないので、
「落ちてもいいや。落ちても死ぬわけじゃあるまいし。」
と、リラックスするように心がけました。
(お産の時は、緊張しすぎて足が震えたが、今は、震えてはいない。大丈夫!)
なんとか、無事運転のテストは終わりました。
一番できるかどうか気にかかっていたS字カーブ・クランク(直角の狭いカーブ)は、縁石に乗り上げることなく通れました。
以前、テストを受けた人が、縁石に乗り上げたから不合格だったと言っていましたから、縁石だけは乗り上げないようにしたかったのです。
テスト中、右折前に方向指示器の合図を出したが、カーブでハンドルを切ったために方向指示器の合図が切れ、それを出さないまま右折してしまったような気がしましたが、無我夢中だったために、よく覚えていません。
テスト後、先生からのアドバイスがありましたが、そのことには触れず、
「合図は正確に出せてましたが、ハンドルのふらつきがあったり、左折が大回りになったり、右折が小回りになったりしたのが、残念でした。」
と言われました。
なんとなく、合格っぽい言い方ではあったが、まだわかりません。
「…右折が小回りになったりしたので、残念でした。不合格!」
って場合もありますよね…?
他の生徒のテストが終わってから、合格発表です。
私は、1番にテストを受けたので、発表まで数時間待ちました。
受付の人がこちらを向く度、合格発表か?とドキっとします。
そして、いよいよ、合格発表!
「合格した方は、○番、○番、○番…。」
呼ばれました!私の番号も。
その瞬間から、顔がにやけてしょうがありません。
(アハハ~合格~!)
と声に出したいのをこらえました。
3才の息子は、うれしいことがあると
「ヤッター!ヤッター!」
と、飛び上がって喜びますが、子供っていいなと思いました。
うれしい時に思いっきり喜べて。
私も、飛び上がって「ヤッター!ヤッター!」と言いたかったのですが、恥ずかしいからやめました。
運転のテストの後は、学科のテストがありましたが、これは緊張することなくできました。
結果、学科も合格!
晴れて、仮免許を取得することができました。
これで、路上を運転することができます!
助手席に、免許を持って3年以上の人を乗せて、車に「仮免許練習中」を付ければ、どこを運転してもいいのです。
2009.10.05 旧ホワイトミントより
#自動車免許取得の体験談