仕事が増えてきたので、子供(3才)の保育所の時間を延長することにした。
ここ最近は延長することもなかったのだが、子供が1才くらいのときは、よく時間を延長していたので、特に心構えもなく、いつもと同じように保育所に送っていった。
ところが、お迎えに行った帰り道、子供は
「心配しとったんよ。」
と言うではないか。そして、
「泣いとったんよ。ママ、来ない、来ないって。」
と下を向きながら悲しそうな顔で言った。
心がキューンとした。
せめて朝、保育所へ送って行くときに、子供に
「今日は、お迎えが少し遅くなるけど、心配しないで待っててね。必ず迎えに行くから。」
と言っておけば良かった。
保育所にも慣れたし大丈夫だろうと思って、先生との打ち合わせのみで、一番肝心な子供への1言を忘れてしまっていた。
そういえば、普段私は、他のママ達よりも早く迎えに来ているようだった。
それなのに今日は、クラスで延長したのは、うちの子1人だったらしい。
クラスのお友達は、みんなお迎えにきたのに、ポツーンと1人残された我が子を想像したら涙が出そうだ。
前の日から先生に、延長する子は、1人だと聞いていたのに、忙しさにまぎれて、1人ということはどういうことか、頭で想像してなかった。
今までは、泣いてもその理由を子供自身が説明することが少なかったが、こんなにハッキリと、自分の気持ちを表現できるようになったことにも驚いた。
まだ3才と思っていたが、もう何でも話せば理解できる年になったのだと実感した。
なんでも面倒くさいと思わず、話してやらねばな~と思う。
2009.04.07 旧ホワイトミントより